(有機肥料)
作物の生長に欠かせないタンパク質を、より効果的なメカニズムで供給しています。
 
 有機肥料は、土壌菌により、固形タンパク→水溶性タンパク→ペプチド→アミノ酸→アンモニア→硝酸と分解されます。
 従来の農学では、無機質である硝酸まで分解されないと根から吸収されないとされていました。
 この考えに基づき、硝酸を大量に供給するように設計された化学肥料が重宝されてきました。しかし、近年の研究により、水溶性タンパク、ペプチド、アミノ酸といった有機物も根から吸収されることがわかってきました。
 つまり、有機肥料は作物の生長に欠かせないタンパク質を、化学肥料より効率的なメカニズムで供給しているのです。
 
 
 作物は、アミノ酸を根から直接吸収することにより、光合成によって硝酸からアミノ酸を合成する作業を省略できます。したがって、高い成長性を実現でき、天候不順の際にも安定した収量が期待できます。また、繊維が強化されるので、病害虫にも強くなります。
 さらに、アミノ酸は糖分やビタミンCなどに変換されるため、作物の賞味が格段に向上します。
 
 
 肥効メカニズムで記述したとおり、有機肥料はアミノ酸をより高分子の状態で作物に吸収させます。したがって、化学肥料に比し、硝酸の発生が少なく、硝酸塩の作物への蓄積を削減することができます。
 硝酸塩を多く含んだ作物は、賞味が落ちるのみならず、赤血球の機能を低下させ、発がん物質の発生につながる等の問題があり、ヨーロッパでは規制が進んでいます。国内でも、食品内の硝酸塩含有量に注目が集まっています。さらに、作物自体の成長を阻害する要因とも言われています。
 
 
 有機肥料は、上記メカニズムにより、高成長、高収量、高賞味を実現します。以下は、水稲の根張りを比較したものですが、肥効の差が確認できます。
 
 
 有機肥料は高いというイメージがありますが、本当にそうでしょうか?
当社のファームパワーフィッシュの肥効を考慮して施肥設計した結果、総コストが下がったという例もあります。
 また、有機肥料の利用により、病気・害虫に強くなり、収量がアップします。さらに、有機農作物は、高付加価値品として、通常の作物より高く販売できます。これらを総合的に考慮すれば、有機肥料が高いという評価は正当ではないのではないでしょうか。